2007年9月19日

(環境)環境省 平成19年度 ExTEND2005 フィージビリティースタディーの公募

平成19年9月18日
平成19年度 ExTEND2005 フィージビリティースタディーの公募について
 化学物質の内分泌かく乱作用(いわゆる環境ホルモン問題)に関して、「環境省の今後の対応方針-ExTEND2005-」に基づき、今後の実施につながる研究課題候補としてフィージビリティースタディー(実現可能性調査)を以下のとおり公募します。

環境省 報道発表資料-平成19年9月18日-平成19年度 ExTEND2005 フィージビリティースタディーの公募について
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8799

研究内容; 原則的に、ExTEND2005 に即した研究であること。
○ 野生生物の生物学的知見の収集(2課題程度)野生生物の観察によって生物個体(群)の変化やその前兆を発見した場合、その変化が異常か否かを評価し、その変化のメカニズムを把握するための考察研究を行う。その際、実験室内における化学物質の内分泌かく乱作用に関する研究とリンクされるフィールド調査であること。
○ 化学物質の内分泌かく乱作用に関する基盤的研究(別紙2)(2課題程度)

(別紙1)「化学物質の内分泌かく乱作用に関する環境省の今後の対応方針について-ExTEND2005-」の概要 [PDF 12KB]
○ 平成17 年3 月、「環境ホルモン戦略計画-SPEED’98-」に代わる新しい取組方針として取りまとめ。
内分泌かく乱作用は化学物質の様々な作用の一面として評価することが必要という観点に立って、総合的な化学物質対策の中において、以下の7つの柱に沿って具体的に取組む方針。

  1. 野生生物の観察生態系における異変の把握は、内分泌かく乱作用の観点も含めた総合的な化学物質対策の原点であることから、継続的に野生生物を観察
  2. 環境中濃度の実態把握及びばく露の測定内分泌かく乱作用の観点から環境中の実態把握が必要なものについては、化学物質環境実態調査(化学物質エコ調査)において濃度を測定
  3. 基盤的研究の推進内分泌かく乱作用によって引き起こされる生物固体の変化について、そのメカニズムを細胞・分子レベルで解明
  4. 影響評価化学物質環境実態調査の結果等を活用し、 ①我が国の一般環境におけるばく露の可能性を評価し、 ②内分泌かく乱作用に関連する影響・事象についての情報の評価を行い、 ③試験実施が必要と判断された場合は、メダカやラットを用いたばく露試験を実施
  5. リスク評価内分泌かく乱作用の観点も含めてリスクを評価
  6. リスク管理現時点(SPEED’98 終了時点)では、内分泌かく乱作用の観点から規制によりリスク管理する必要性はないと考えられるが、今後の知見によって、必要に応じ対応を検討できる体制を整備
  7. 情報提供とリスクコミュニケーション最新の情報を分かりやすく提供し、リスクコミュニケーションを推進

0 Comments: