2008年1月10日

(化学物質) リスク評価体験ツール @NITE

keyword: 有害物質、化学物質リスク評価、体験ツール

リスク評価の概念とツールの説明
化学物質のリスク評価は、それ以下では有害な影響を生じない量と推定された摂取量の大小を比較することにより行います。それ以下では有害影響を生じない量より推定された摂取量が少なければ、”安全“といえますが、そうでない場合は、何かしらの管理が必要といえます。
また、リスク評価のための種々のデータには、不確実な点が多く含まれるため、その不確実さによりリスクが小さく見積もられることがないよう、評価の際にはその分安全側に余裕を取っています。

MOE=NOAEL÷EHE

MOE>UFs:安全
MOE≦UFs:リスクの懸念あり

このツールでは、ヒトの健康への影響を対象として、
動物実験等で求められた、それ以下では有害な影響を生じない量:NOAEL(無毒性量)
推定された摂取量:EHE(ヒト推定摂取量)
を設定することにより、
安全の余裕度:MOE(暴露マージン)=NOAEL(無毒性量)/EHE(ヒト推定摂取量)を求め、
さらに
不確実さ:UFs(不確実係数積)と比較することにより、設定されたケースにおける化学物質のリスク評価を行います。
リスク評価の方法については、解説「化学物質のリスク評価について-よりよく理解するために-」をご覧ください。

(ソース) リスクとは : リスク評価体験ツール @NITEhttp://www.safe.nite.go.jp/management/about/experience/index.html

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