2007年12月3日

(環境) 平成18年度地下水質測定結果について

実施した井戸4,738 本のうち、320 本の井戸においていずれかの項目で環境基準超過が見られ、全体の環境基準超過率は6.8%であった。項目別の環境基準超過率は、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素(4.3%)が最も高く、次いで、砒素(2.1%)、ふっ素(0.8%)、テトラクロロエチレン(0.3%)、ほう素(0.2%)、鉛(0.2%)、シス-1,2-ジクロロエチレン(0.2%)、トリクロロエチレン(0.2%)の順であった。前年度と比較すると、概況調査全体の環境基準超過率(6.8%)は、前年度の6.3%からやや増加し、項目別の環境基準超過率は概ね横ばいであった。しかし、概況調査は、毎年度必ずしも同じ井戸で実施するとは限らないことや、過去に汚染が発見された場合、調査区分が定期モニタリング調査に変更される例が多いことを考慮すると、概況調査の環境基準超過率のみによって地下水汚染の状況を判断することはできない。地下水汚染の存在の状況を把握するためには、定期モニタリング調査結果と併せて評価する必要がある。

(ソース:環境省 報道発表資料-平成19年11月29日-平成18年度地下水質測定結果について)http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=9098

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