2008年5月27日

(環境)G8環境大臣会合の3つの議題

keyword:環境
気候変動
気候変動は、21世紀最大の課題。昨年のハイリゲンダムサミット(ドイツ)において、安倍前総理は先に発表した日本提案「美しい星50(クールアース50)」を各国首脳に紹介した。その結果、「2050年までに世界全体の温室効果ガスの排出量を少なくとも半減することなどを真剣に検討する」ことが合意された。さらに、今年1月の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)において、福田総理はG8議長として、「クールアース推進構想」を示した。
本会合では、この構想に沿って、実効ある地球温暖化防止のために、衡平な目標設定の方法論、低炭素社会づくり、公害対策と温暖化対策の一体的取組(コベネフィット・アプローチ)の促進、適応の開発政策への主流化などについて、議論・・・

生物多様性
生物多様性は、すべての生物の生存基盤であり、人類の繁栄にとってなくてはならない。我が国は、生物多様性条約に基づき、生物多様性の保全と持続可能な利用に関わる国の施策の目標と取組の方向を定めた、「第三次生物多様性国家戦略」を2007年11月に閣議決定した。「生物多様性2010年目標(PDF)」のターゲットであり、「国際生物多様性年」でもある2010年には、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)を名古屋で開催すべく招致を・・・
本会合では、この節目の2010年を視野に、自然と共生してきた長い歴史を有する我が国の経験を踏まえ、世界の生物多様性の保全と持続可能な利用を推進していくために何をすべき・・・

3R
経済活動の拡大に伴い、世界的に廃棄物の発生量が増大しています。また、各種の資源需要が急速に拡大しており、金属くずや廃プラスチックなどの循環資源が国境を越えて活発に取引されています。我が国は、「もったいない」精神をベースに、廃棄物の発生抑制(Reduce)、再使用(Reuse)、再生利用(Recycle)の3つのRを通じて、循環型社会の構築を目指す「3Rイニシアティブ」をG8で提唱し、取組をリードしてきました。
本会合では、3Rを通じた温暖化対策への貢献、国際的な資源循環の望ましいあり方、開発途上国における廃棄物の適正処理や3Rを実現するための国際連携など、国際的な循環型社会の実現に向けた取組について、議論・・・

(ソース)環境省
http://www.env.go.jp/earth/g8/meeting/index.html

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